2015年2月8日 アーサースクール「かっこよく生きる 秘訣教えます」参加者感想 



【修道大学2年 T.S】
 今回のアーサースクールに参加して感じたことは、自らの視野の狭さと経験不足だ。アーサーさん・岡田さんは共に自ら経験したことを基に思考を発展されていたが、私はたまたま読んだ本やニュースからでしか思考ができていない。そのため深くそのことについて知ろうとしていなかったのだ。それらの欠点に気づかされた。例えば、普天間基地の問題だと、私はニュースを通してでしか今までそのことについて知る機会がなかった。しかし、情報が取捨選択されたニュースでは、その問題について僅かなことしか知ることができない。現地の状況はもちろん、埋め立てのための土砂が一体どこから運ばれてくるのか、など知らなかったことばかりだった。また、権力が私たちに何をもたらしてきたのかということも考えさせられた。権力が必要になることもあるが、一方で今回岡田さんから提示された資料を見ると、いかに権力が私たちを騙し支配しようとしているかが分かる。藻場造成場やスラップ訴訟の話などが特に印象的だ。ただ、私が大切...だと考えたのは、アーサーさん・岡田さんの行ってきたこと考えてきたことをそのまま実践するのではなく、あくまでも手本にしてこれからどう生きていくか考えることだ。それこそが「カッコいい」生き方なのだろう。

 

【修道大学3年 K.S】
 この度、初めてアーサースクールに参加させていただきました。
特に印象に残っていることは、「自ら主体的に行動し、積極的に行動することの大切さ」です。
 自ら進んで行動を起こさなければ、人脈(ネットワーク)を形成することもできないし、新しい仕事も掴むことができないので、意識して行動することの重要さを改めて再認識できました。
 また、人は1人では生きていくことができないため、他人と共存していかなければならないが、その中で、自分の意見だけを貫き通すことには意味がなく、反対意見を言ってくれる人を見つけておくなど、他人の意見を素直に受け入れられる力と人脈(つながり)が何よりも大切であり、その結果、多様な視点で物事を捉えられるようになったり、自の成長に大きく影響を与えることが分かりました。
 そして、私たちは情報化社会に生きているため、あらゆるところから情報収集することができるけれども、そのたくさんの情報の中から本当に必要な情報だけを選択していくためには、実際に現地に足を運んで生の現場を知り、そこから得た情報を元に勉強を積み重ねていくことで、メディアに操作されない生き方ができるのであると感じました。
 これからの学生生活においては「主体的に行動する」ことを重視していくことによって、社会の枠から出る一歩となる力を鍛えていこうと思います。


【S.S】
今回「かっこよく生きる」とは、何なのかを通して岡田和樹さん、アーサービナードさんのお話を伺う中で「自分をもつこと」と「生命を守るということ」をとても考えさせられました。
 岡田さんは、「藻場造成計画」と称した浚渫土投棄が計画によって、美しいハチの干潟が埋め立てられることを知り、実態調査や反対署名運動などハチの干潟を守る活動を積極的に長年取り組まれ、いのちの海を受け継ぐため活動されていることを知りました。また、多くの生き物が生息する素晴らしいハチの干潟を地元の子どもたちと、実際に触れ合いながら伝えていくという岡田さんの姿に共鳴を受けました。自然に触れ合う機会が少なくなっている現代だからこそ、実際に体験したり触れ合うこと体験はとても貴重だし、生き物のことを話す岡田さんのキラキラした瞳がとても印象的で話に引き込まれました。
 私は、今年の夏に沖縄の辺野古で出会った、辺野古埋め立てからジュゴンやサンゴなどの生息物を守る活動を行っている仲間のことを思い出しました。沖縄でも生命がけの生命を守る活動が行われています。最近その仲間が多負傷したり、逮捕されるというニュースを見るととても心が痛みます。
 岡田さんも上関原発を止めるために手漕ぎのカヤックを用いて闘い、今現在もSLAPP裁判で闘っていること。この裁判はほとんど報道がなされていないこと。原発反対運動という言葉が、生命を肯定するよいことなのに悪いことをしているように聞こえてしまうということに気付かされました。
 この裁判によって、多くの時間と費用を奪われながらも、自分たちの自然を守りたいという一心で闘っておられる姿は本当にかっこいいと思いました。周りの人にあわせて何も目の前の問題から目を背けて生きていくことは、簡単で楽な生き方なのかもしれません。しかし、本当に大切なものを守るために何が大切なのか見極めていくことを忘れてはいけないのだと今回学ばされました。
私にとってのかっこよく生きることは、「自分の意見をしっかりと持ち、がむしゃらに目の前に与えられたことに取り組むこと」なのではないかと思います。

 




2014年1月26日 HEP主催アーサースクール ワークショップ参加者感想

 

 

広島女学院大学  Oさん

 

 

 今回、セミナーで伺ったことは「既存の言葉、情報を疑え」ということであった。

 飛行機の遅延を「新しい出発時刻になった」と表現することにより、ネガティブな意味でしかないことを「新しい」とあたかもポジティブな意味であるかのように誤魔化す。そういった言葉の言い換えが日常的に行われることで、本質は誤魔化され見えなくなっている。また、メディアに存在する放送禁止用語、それらも結果的に言葉の言い換えにより残酷な事象でもそうでないように聞こえさせてしまっている。また、言葉による印象操作の具体例として、戦争の話をしていただいた。東京を焼いた「焼夷弾」を、池袋の戦争体験者は恐ろしいものであり、許せないと語っていたが、それと同じものである「ナパーム弾」に日本が関わっていたことを知らなかった。日本が関わったナパーム弾は、日本で使用された量の何倍ともいえる量が外国で使用されていたのだが、そのことも池袋の戦争体験者は知らなかった。

 こういった、言葉による印象操作が私達の身近に存在している。それらに騙されることなく、その奥にある真意を見抜くことが現在必要な生き抜く力なのだと考えさせられた。講義の後のワークにも参加させていただいたのだが、直前の講義の方向性からなのか、政治に関するテーマだったからか、どうしても政治家をただ批判するだけのような話し合いになってしまい、残念だった。ただ、自分の勉強不足を痛感させられたため、これからもっと時事問題に対し取り組んでいきたいと感じた。

 

 

 

広島修道大学  Oさん

 

 

 今回アーサー・ビナードさんの講演会を聞いて、ものに対する見方が変わりました。空港でのアナウンス、焼夷弾とナパーム弾、メルトダウンといった言葉のすり替えには、注意しなければならないと感じました。また、本当は同じこと、関連していることであるが、切り離されたり、あたかも違うことのように伝えられているということがあるのを知りました。その際には、メディアによって情報操作が行われたものをそのまま受けとるのではなく、一般化された事実を知る必要があると考えました。私は、東北にボランティア、インターンとして2回行かせてもらいましたが、メディアからの情報のみを理解するよりも、実際に被災地で感じたものと共に考えるほうが、より高度な理解に繋がると思います。被災地のことだけではなくもっと多くの分野で、より良い理解をしていきたいです。情報社会と呼ばれている現在、メディアとは切っても切れない関係にありますが、自らが直接体験して感じたこと、操作されていない生きた情報を大切にしていきたいです。

 また、私が情報発信を行うときには、中立的な情報を発信していきたいです。ワークショップでは、私たちのような若い世代にとって、これからの日本を考える良い機会になったと思います。普段あまり関わることのない中高生と共に議論することはとても新鮮味があり、視野を広げることが出来ました。もっと多くのことを話し合いたかったです。

 

 

 

 

 

広島修道大学   Tさん

 

 

 アーサービナードさんの講演を聴かせていただきました。まずは空港でのお話を聴き、焼夷弾のお話を聴いたあと学生間でワークショップをおこないました。焼夷弾のお話は初めて知ったことも多くありましたが、時にはうなずきながら聴くことができました。中でも「体験者の話を踏まえてそれを出発点として考える」というお話を聞き、まさにその通りだと思いました。

 私は東北に復興支援に行ったことがあります。そこではテレビや新聞などのメディアを通してだけでは得ることのできない情報、現状を知ることができました。それはメディアで取り上げられない状況を目で見て、被災者の方の生の声を聞くことができたからです。東日本大震災が起きて3年が経とうとしていますが、すでにメディアで取り上げられることは少なく、復興は終わっているものだと思われています。この出来事を風化させないために今私たちが出来ることは伝えていくことです。同じようにヒロシマの原爆を風化させないためには被爆者の方にたくさんお話を聞き、アーサーさんから教えていただいたこととともに広島から伝えていきたいと思います。外国の方から日本のことを教えていただき恥ずかしくもありますが、もっと広島のこと、日本のことを知りたいと思える貴重なお話を聴かせていただきました。また後半のワークショップでは中高生とテーマを決め、班のリーダーとして話し合いに参加させていただきました。考え方が様々で勉強させていただき、私たちの班のテーマになった積極的平和主義という言葉の意味を考える機会になりました。

 講演会とワークショップという有意義な時間を過ごすことができ、またこのような機会があればぜひ参加したいです。ありがとうございました。

 

 

 

 



2012年アーサースクール 参加者感想




アーサー・ビナードさんの講演会に参加して

 

 

  『目から鱗が落ちる』とは、まさにこの事なんだ。

それがアーサー・ビナードさんの講演会に参加して実感した事でした。 

 僕らは小さい頃から、教科書を使いながら勉強してきました。授業は教科書に沿って進み、予習や復習には教科書を使い、睡魔と格闘しつつの試験勉強にも教科書を使いました。実際、教科書をうまく活用して勉強した者はおしなべて学校の試験で良い結果を得、好成績を修めていました。勉学における「手段」であり、「方法」であり、「道」であるといえる教科書が、まさか間違った事を教えているとは、当時は露ほども思っていませんでした。しかしそんな僕らの考えはあの講演会で一新されました。

 「真実を見抜け。多角的視点や考えを持ち、理解したつもりにならず、常に勉強して発見し続ける事」

 アーサー・ビナードさんは物事を語ったり学んだりする上でこの事がいかに重要で大切なのかを、その理屈と根拠を交えて明確に示し、かつ理解しやすいように例を挙げつつ僕らに教えてくれました。話の内容全てに衝撃をうけ、興味を惹かれ、その筋の通った理屈には「なるほどな」と何度も納得させられました。

 講演会の後、僕らは「情報を鵜呑みにしてはならない。たとえ教科書に載っている情報でも、その先の真実を見抜こうとする姿勢が必要がある」と気がつきました。

 そしてこの「気がつき」こそが僕らが学ぶべきことだった思います。

 アーサー・ビナードさんの講演会を通して僕らはまた一歩成長する事ができました。また機会があれば是非参加しようと思います。

 

     インターナショナル・ハイスクール(広島市安佐北区)男子生徒